時はさかのぼること今週半ば。連休明けにブラストに出していたパーツ達が帰ってきました。サンドブラスト(空気の圧力で砂を吹き付ける事で、錆や旧塗膜を剥がし、金属素地を露出させる)により洗われた鉄は錆も綺麗に取れ、理想的な塗装下地の状態に。ってほれぼれしている場合じゃなくって、生の金属は空気に触れた瞬間からまた酸化=錆が始まっているのだ!よって引き取ってすぐにブースin、ウオッシュプライマーと呼ばれるものを塗る(早い話が錆び止めね)。はぁこれで一安心。少し乾かしてパテかそれともプラサフか。
この毒々しい黄色いのがウォッシュプライマー、実際毒性が高いのでマスクは必須ね。
ウォッシュプライマーは薄く塗るのがポイント、薄すぎても×厚すぎても×。
こんなちっこいパーツもぬかりなく、はぁ〜めんどく…
ブラストで余計なものが取り払われた今、よっくチェックします。何個かは溶接も必要かもなぁ、怪しいやつはこの段階で除けといてっと。他のは大した凹みもなかったのだが錆による腐食で喰われた跡がひどい、けっこう範囲も広いのでとりあえずプラサフを塗ることに。プラサフはシンナーの希釈を少なめにしてスプレーパテ代わりにすることにします。これで腐食跡の浅いやつは埋まってくれるはず!
こっから先は地味〜に凹んだ箇所にパテ付け→ペーパー研ぎの繰り返し。塗装(特にレストア)の全行程の80%はこんな地味な下地作りと言っても過言ではない。女性のお化粧も肌の荒れとかを隠す為に下地のファンデーションから始まるでしょ?下地の手抜きは御法度デスッ。
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# by ton-uppaint | 2010-08-22 01:06 | RESTORE PAINT