気づけば夏まっさかり、ずいぶんサボったなぁ。まずはお詫びします。
少し前、OLDSPEEDのユースケ氏から「タンクを鉄が錆びたようにペイントしたい」と依頼がありまして、まぁやったことないけどやり方に心当たりはあるから引き受けさせてもらいました。
正直言って最初はあまり乗り気じゃなかったんですね。だって素材が鉄のタンクに鉄色で錆びってなんかなぁ。
実際入ってきたタンクはユースケ氏が造ったワンオフスチールタンク、これをパテで余分な溶接ビードや溶接熱の歪みをスムージングして、プラサフ塗って、これからまた鉄に戻すんかぁ…しかもやるからには近寄ってみたらなんだペイントかぁなんてのじゃただの子供だましだから徹底的に鉄に近づけたい。するってぇとうまくいけば、完成後はうちの仕事にだれも気づいてくれないのか、なんて思ったので、いやしくもブログに書く気になったわけです(笑)
で、できたのがこちら
赤錆の下の鉄色ももちろん生の鉄にクリアーなんてことはしてません。ちゃんと特殊なシルバーで塗ってます、だってその下にはパテ入ってるからね。
ちょっと他にも試してみたくなって、こんなのも
うちの二階の事務所に置くスチールラック。棚板は塗装を剥がして生鉄にクリアー(室内使用だから充分)支柱は赤錆ペイント。
これだけであら不思議ホムセンで売ってるスチールラックがアンティークっぽく見えませんか?
もうちょっと研究してバリエーション増やしてみようかな、緑錆とか表現できたら面白い。緑錆の出てるタンクなんて普通ではありえないからそれは塗装でしかできないことかも。
こんなフェイクペイントも面白いけど、フェイクペイントの究極はディ○ニーランドかも!
そういう目で見てみたらわかりますよ。
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# by ton-uppaint | 2011-08-14 22:14 | CUSTOM PAINT